2024年02月09日
シマノ ハードブル8+(フィッシングショー大阪2024)

少し前の記事にも色々と書いてありますが、このハードブル8+は原糸に“Spectra®”を使っているという特徴があります。
今、日本の市場に出回っているPEラインは全て東洋紡の“イザナス”という超高分子量ポリエチレン繊維の原糸を使った製品となっています。(一部イザナスの名がついていない東洋紡の原糸を使っているラインもあるという話ですが・・・)
以前は、シマノのパワープロやラパラのチタニウムブレイドなどHoneywell社の“スペクトラ”を使っているPEラインがありましたが、日本では流行らずいつの間にか見かけなくなってしまいました。

表面に高結晶化層を作り、さらにシリコンをコーティングしているハードブル8+は、触った感じかなりハリが強く、昔一世を風靡した“ファイヤーライン”に非常に似た感触と言えば、昔から釣りをしている人には理解してもらいやすいかもしれません。
ちなみにファイヤーラインは原糸にダイニーマ(=イザナス)を使っているものの、原糸を編み込まずに熱で溶着させてガッチガチにコーティングしたラインなんですが、針金のようなコシがあるラインで、今のしなやかなPEラインとは全くの別物です。
その特性のおかげでライントラブルは本当に少なく、今のしなやかなPEに慣れる前には私も愛用していました。
それに近い感じの“ハードブル8+”は万能とはちょっと言えないものの、使いどころを限定すればかなり使えるラインになりそうです。
ライン自体のハリがかなり強いので、スピニングリールに巻いてキャストすると飛距離が落ちてしまいそうですが、ブースの方の話では24ツインパワーにも採用されている「インフィニティーループ(超密巻き)との相性が非常に良い」とのことでした。
また、ブースでは耐摩耗試験も実演されていて、紙やすりにこすりつけてもなかなか切れないことをアピールされていました。
擦れに強いPEということは、バスのカバーフィッシングに良さそうですし、インフィニティループとのセットで使うと飛距離のダウンも抑えられて、今までなら臆してしまうようなシーンでも、強引に使っていけるのではないかと思えました。
発売は3月の予定で、カラーはスティールグレイとフレッシュグリーンの2色展開。
価格はどの号数でも100mは1,950円、150mは2,950円、200mは3,600円となっています。
私はとりあえずアコウ用のベイトリールに1.5号を巻いて使ってみようと思います^^
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Posted by T.A.K.U. at 00:01│Comments(0)
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