2020年02月09日
シマノ 20ツインパワー(フィッシングショー大阪2020)

15ツインパワーはオールアルミボディ+高強度樹脂ローターという組み合わせでしたが、20ツインパワーでは大きく路線を変更。
ボディはアルミとCI4+のハイブリッドになり、ローターはステラと同じアルミ製のものに変更されています。
20ツインパワーについては、以前の記事にも書いていますので、併せてご覧下さい。
まずボディについてですが、体積的にはアルミ部分よりもCI4+の部分が大きくとられており、今回かなり軽量化出来たのは“ハイブリッドボディ”によるところも大きいと思います。
ボディの話は以前の記事に詳しく書いているので省きますが、ローターをアルミにしたというのがこのモデルのポイントでしょう。

例えばフッキング時や魚とのファイト中などリールに負荷が掛かる状況の時に、まず最初にその力を受けるのはラインローラーがついているローター部分です。
巻き上げ時にローターが変形するということは、それだけエネルギーのロスが出ているわけですし、ボディの変形よりもローターの変形の方が体感的に違いを感じ易いのかもしれません。
まぁこれはあくまで私の予想であって実際に比べたわけではありませんが、ボディをオールアルミからアルミとCI4+にすることで剛性が幾らか下がったとしても、ローターの変形が小さくなれば、高い剛性感が感じられるのではないかと思います。
モデルチェンジにあたって、ローターもCI4+にするという選択肢もあったのかもしれませんが、半プラボディでローターまで樹脂というのでは、“コアソリッドシリーズ”では無くなってしまいますし、ツインパワーの名を冠する以上ユーザーの多くはも納得してくれないでしょう(笑)
フルアルミボディ+CI4+ローターだとツインパワーXDと被ってきますし、ダイワがLTコンセプトでリールの軽量化を進めている以上、ツインパワーも重量を軽くする必要があったと考えると、ヴァンキッシュと同様の金属+CI4+のハイブリッドボディにするものの、ローターはアルミ化してHAGANEコンセプトを前面に押し出すという戦略なのかなぁとも思えます。
まぁそういう話は置いておいて、実際に巻いてみた感じはやっぱり非常にスムーズで、シマノらしさが感じられるものでした^^
いつまでも巻いていたい気分にさせてくれる巻きの感触は、基本ダイワリールを使っている私ですが、実はこの感じも結構好きです(笑)
また今回、YouTubeにあるように「新しくなったツインパワーとステラとの巻き比べ」を是非やってみたかったのですが、今年のシマノブースにステラは展示されていませんでした^^;
ダイワのブースでは“違いを体感”できるものがたくさん用意されていて、新モデルが旧モデルを上回っていることが実感できる工夫がされていましたが、シマノのブースにはそういうものはあまり見当たらず。
ツインパワーも新旧の違いを体感できるものがあれば良かったのになぁと思います・・・もしシマノの方がご覧になっていれば、来年のショーでは是非そういうのもお願いします(笑)
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Posted by T.A.K.U. at 17:08│Comments(0)
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