潮を読み ベイトを追わば 百戦危うからず

フィッシングショーでは色々なメーカーが出展されていますが、今年のアピアはロッドに力を入れているようで、様々な新製品が出ていました。
トークショーでは“GRANDAGE”シリーズについての話がありましたが、価格的にはミドルレンジで何かに特化したモデルではなく、汎用性を持たせたものだそうです。

色々展示されている中で、一番面白いと思ったのが、“Foojin'AD NIGHT HAWK 93ML”という、４月発売予定のロッドです。
スペックを見ると、９フィート３インチなのに重量が220gという、ちょっと驚くほどの重さです。
ええっ！？と思ってロッドを手にとって見ると、確かに重い（笑）

ですがこれ、ロッドエンドに実に70gものバランサーウェイトが仕込まれているのです。
そこでリールを取り付けてもらって少し振ってみると、その重さがスッキリと消えて、ティップ部の動かし易さは抜群です。
私はティップ部を小さく動かして、積極的にアクションを掛けていく方法を多用するスタイルなので、少し触っただけですがかなり良かったです。

バランサーウェイトはコイン１個で簡単に取り外すことが出来、内部ウェイトが３分割（だったと思います）されているので、一部だけを取り外して使うことも可能となっています。
かなり昔に使っていたロッドで、持ち重りが酷かったものがあったのですが、その対策としてロッドエンドに板オモリをぐるぐる巻きにすると今までに使用感がウソのように使いやすくなったことがあります。
ですが、ユーザーはロッドのスペックだけを見て判断することも多いので、メーカーもより軽くするようになっている点もあると思います。
確かに軽くすると、スペック上の見栄えはしますが、本当の使いやすさに繋がっているのか？ということは疑問です。

そんなことを日々思っていただけに、こういうコンセプトのロッドは非常に気に入りました。
今までアピアのロッドは使ったことがありませんでしたが、こういうロッドを見ると、今後は気になる存在になりそうです＾＾

フィッシングショー大阪2018（目次）