闘魂ジグ[キャスティング]>ショアジギング(舞鶴サゴシゲーム他)

T.A.K.U.

2012年03月05日 01:07

現在モニター中ダミキジャパン・あわび本舗製品の「闘魂ジグ[キャスティング]」について。

「闘魂ジグ」は、2年前から使い始めて今では私の中で“鉄板”となっている程に信頼しているジグです。
モニターのお話を頂いたときに、是非とも「闘魂ジグの良さと、改善して欲しいところを書きたい!」と思いました。
夏~秋であれば色々な実釣レポートを書けるのですが、こんな時期なのでなかなか釣果を上げられずレポートもお預けでした^^;
とは言え、いつまでもお預けというわけにもいかないので、この方の案内のもと、冬でも期待が持てる「日本海(舞鶴近辺)でのサゴシゲーム」に賭けてみることに・・・
(釣行記はコチラ)

釣行当日の3/3は風が強く時折雨が降るコンディションで、風裏になるポイントへエントリー。
夜明けからスタートし、ひたすらジグをシャクり続けます。
数日前に釣行された方の話では「かなり厳しい」とことでしたが、やっぱり当日も大変厳しい状況でした^^;

詳しくは釣行記に書いていますが、途中休憩を挟みながら9時間半シャクり倒してバイトはたった1回だけ。
そのワンチャンスをつかみ取り、何とか1匹を引きずり出すことが出来ました。
例年だともうちょっと状況は良いようですが、今年はかなり悪いようです・・・

ショアジギングは1日やってもアタリ無し、ということもよくありますが、そういう状況下では“強く信頼できるルアーがあるかどうか”で、最後の結果が変わってくると思っています。
私の場合、そのルアーこそが“闘魂ジグ”なわけです。


今回はモニターレポートとして、様々なシーンで使った過去2年間の釣行を振り返りながら書いていきたいと思います。

昨年のシーズンを振り返ってみると、闘魂ジグの30g~60gを使って、なんと15魚種をゲットしています。
シイラ、ハマチ(ツバス)、シオ、サワラ(サゴシ)、ソウダガツオ、カマス、ガシラ、タチウオ、シーバス、アジ、サバ、グチ、ボラ、サバフグ、エソに加え、魚ではありませんがタコもゲットしており、まさに「ボンバイエー!!」と言える結果ではないでしょうか(笑)

昨年は、堤防や磯からたくさんのシイラを釣りましたが、忘れられないのは開幕戦となった5/21の中紀沖磯で、今回のサゴシゲームと同じく終了直前に1匹を引きずり出したことです。
他には、10/16に西播エリアの沖磯ツバスを爆釣しましたが、闘魂ジグを使っていた私だけが同行の仲間よりも圧倒的に好釣果で、フロントフックとリアフックにダブルでツバスが釣れる程、闘魂ジグには高反応でした。
11/12の神戸沖堤での77cmのサワラも、沈黙の中で引きずり出した1匹です。

ソウダガツオやカマス、タチウオなどもたくさん釣りましたが、「狙う魚に合わせたアクションをつけるためのロッドワークに、しっかり反応して動いてくれる」ことが、結果につながっていると感じています。


メーカーのキャッチコピーには「スイミングよし!ジャークよし!岸壁ジギングよし!」とあり、「センターバランス風リアウエイト」というちょっと分かりにくい解説もありますが、闘魂ジグについて私なりに感じていることを書いていくことにします。

後方重心なのでキャスティング時には気持ちよく飛んでいき、リトリーブ時には尻を振ってしっかりアクションします。
ただ、アクションが強いと引き抵抗も大きくなるので、このあたりの“バランス”がポイントです。
ちなみに同重量のカルティバの撃投エアロと比較すると引き抵抗は強めで、40gだと全く気にならない程ですが、60gだとロングジャークをするとその差がよくわかります。
引き抵抗は軽いにこしたことはありませんが、このアクションによって魚へのアピールを引き出していると考えられるので、ジグの良し悪しではなく、“個性”と表現したいと思います。
闘魂ジグに80gが無いのは、ライトショアジギングを想定していることと、この引き抵抗の大きさが関係しているのかな?と思っていますが、本格的なロックショアジギングに対応するべく、形状に工夫を加えて80gが出てくれれば・・・と切に願っています。

この“リトリーブに強い”というのが、私が闘魂ジグを最も気に入っている理由で、その辺を考えたロッドワークをしてやれば、このジグの個性を生かすことが出来るというわけです。
この特性はシーバスにもかなり有効で、4/30の下津井での潮流を撃つシーバスゲームにおいては、ただ引きで1時間程の間に5本キャッチということもありました。

また、メーカーのWEBサイトに書かれている通りで、トゥイッチしてもテーリングが非常に少ないです。
ターゲットや場所にもよりますが、私はリアに大き目のトリプルフックをつけ(40gの場合、がまかつのトレブルSP-MHだと4番、カルティバのST-46だと3番)、フロントのアシストフックも自作の大き目のものに交換して使うことが多いのですが、滅多にテーリングしないのはボディのバランスがいいからなのでしょう。

フォールについても秀逸で、ヒラヒラしながら水中を切り裂いていくようなスライドアクションに魅力を感じている人も多いと思います。
「センターバランス風リアウエイト」という表現は使ってみると納得で、センターバランスのいいところとリアバランスのいいところがちょうど良い具合にブレンドされた動きをしてくれます。
例えば、この特性を活かして、ロングジャークと長めのフリーフォールを組み合わせてやることで、リトリーブ時のブルブルッと手元に感じる大き目のアクションで追わせた後、切れるようなスライドで食わせるというのも有効なパターンのひとつですね。

他には、ジャーク後にストップを入れ、カーブフォールさせている最中にあたってくるということも結構あり、カーブフォールで喰ってくる状況下では、フリーフォールではあまり喰わないように感じています。
メーカーサイトには「フリーフォールとカーブフォールで異なった動きも出すことが可能となりました」とあり、フォールによって落ち方が違うことも“様々な状況下に対応できる”理由になっている気もしています。

他にいい点を挙げると、リアのトリプルフックとアシストフック(いずれもカルティバ)を標準装備していて、価格も安めなのは、ユーザーとしてはありがたいです。
フックにこだわりがある人は自分で付け替えればいいですが、「シーバスタックルやエギングタックルで軽くやってみようかな?」という人にとっては、パッケージから出してすぐに使えるというのは大きなメリットだと思います。
ただ、60gについてはもうちょっとヘビーなタックルでないと扱えないので、もし80gがラインナップに加わるのであれば、60gと80gに関しては、トリプルとアシストフック無しでパッケージも簡素なものにして価格を下げてもらえると嬉しいです。

塗装も美しく、平面部が多いことでフラッシング効果を高めている点も見逃せません。
カラーもいいところを突いてくるラインナップですし、問屋さんや釣具店のオリジナルも色々とあるので選びたい放題です♪


ここまで色々といい点を書いて来ましたが、改善して欲しい点もあります。

それは“塗装の弱さ”です。
使用するうちにどこか1箇所が剥げてくると、そこからゆでタマゴの殻をむくかのようにパラパラと塗装がはがれてきます・・・
コーティングについては「アクションのキレと強度が両立する厚さを追求しました」とのことですが、塗装そのものの定着が悪い気がします。
薄いコーティングでもしっかり定着させることで、剥がれにくくすることは可能だと思うので、この点は是非実現して欲しいところです。
塗装の厚い薄いはユーザーからは分かりませんが、使用感としてはカルティバの撃投シリーズと比較すると雲泥の差なので、早急に何とかしてもらいたい点です。
ちなみに、今のところは使用前に一液性のウレタンに1回だけドブ漬けし、部分的に剥がれてきたタイミングでもう1回コーティングするという方法でしのいでいます^^;

そんな欠点もありますが、この“闘魂ジグ”是非ともみなさんに使ってみて貰いたいジグです。
私は、いつぞやのフィッシングショーで1つのサンプルを貰ったことがきっかけとなり、今では各色各サイズの闘魂ジグがタックルボックスに数多く入っています(笑)


思うことを色々と書いているうちにかなりの長文になってしまいましたが、ここまでご覧いただきましてありがとうございましたm(_ _)m
モニター期間も残り少なくなってきましたが、他のアイテムについてもご覧頂いた方の役に立つようなレポートを書いていきたいと思います。


トライアウト(TRYOUT)関連記事
ダミキジャパン・あわび本舗のモニターとして・・・【TRYOUT】
闘魂ジグJr. > エリアトラウト(朽木渓流魚センター)
超ケイムラ&アワビシート&スリンBOX > タチウオジギング(松山)


あなたにおススメの記事
関連記事