2023のフィッシングショー記事、第一弾はダイワの
“23エアリティ”です。
今年はセルテートのモデルチェンジかなぁと思っていましたが、セルテートは続投で21ルビアスエアリティがカタログ落ちして、23エアリティとしてデビュー!
シマノのヴァンキッシュのモデルチェンジに直接ぶつけてきましたね(笑)
そんな
“23AIRITY”は
エアドライブデザインが採用された22イグジストとかなり近いスペックのリールでありながら、価格はイグジストと比べると大幅に安くなっています。
そんな
“ほぼイグジスト”とも言えそうな23エアリティですが、
イグジストとの違いとしては・・・
1.特別なメンテナンスやオーナーへのサービスが省かれていること
2.スプール受けのベアリングがカラーになっていること
3.ドライブギア両端のベアリングがマグシールドBBではなく、通常のベアリングになっていること
以上の3点が大きな違いのようです。
まず1点目ですが、使用頻度がそれほど多くないユーザーにとっては、そんなに頻繁にオーバーホールに出さなくても大きなトラブルにもならないですし、高価である理由がアフターサービスの充実であるならは不要だと思っていた人も少なくないと思います。
2.スプール受けはカラーからベアリングへの交換は非常に簡単なので、スペック上で差別化する為のものなのかもしれません。
ベアリング自体はSLPWのものでも汎用のミニチュアベアリングでも、お好きなものをチョイスできます。
3.これは防水性に差が出る所のようで、
22イグジストは“完全防水”であるのに対して、23エアリティはそこまでの防水性はないとの事です。
とは言え、リールを水没させることは磯ヒラとかでなければ滅多に無いですし、多くのユーザーはそこまでの防水性はオーバースペックで、必用十分な性能にして価格を下げたというところでしょうか。
重量に関しては23エアリティはボディの肉抜きやハンドルにスリットを入れることで、22イグジストよりわずかに軽くなっています。
他にドラグノブがちょっとプラスチッキーで安っぽくなっていたりもしますが、特徴的な形状のザイオンローターもイグジストと同じものが使われているそうです。
また、ダイワブースには21ルビアスエアリティとの巻き比べが体感できるコーナーもあり、両者をグリグリ回してみましたが、巻き始めの初動は23エアリティの方がわずかに軽いのが体感できました。
ローターが低慣性であればストップアンドゴーを多用する釣りにはいいと思いますが、ぶっちゃけルビアスエアリティでも十分な軽さでした(笑)
他にはスプールを回した時の音質が違っていました。
21ルビアスエアリティはドラグ音を出すためにスプール内側を直接削って溝をつけていましたが、23エアリティはイグジストと同様に溝加工を施した別素材のプレートが取り付けられています。
溝の形状も工夫されており、より摩擦抵抗を抑えてドラグ音を出すようになっている点もイグジストと同じです。
ほとんどイグジストというスペックで出てきた
23AIRITYですが、イグジストが欲しいところだけど価格がね・・・と思っていた方にはかなり良い選択肢になるのではないでしょうか?
とは言えイグジストと比べたら安いというだけで、セルテートよりも高いんですけど(笑)
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