例年楽しみにしていたフィッシングショーは今年は“オンライン開催”ということになり、なかなかモチベーションが上がりません(笑)
やっぱり新製品を手に取りながら気になったことを質問して、そこから新しい発見を見つけていくということが出来ないので、知的好奇心が刺激されないというのが最大の原因です。
そんな2021年ですが、メーカーから続々と新製品情報が出てきて、ダイワやシマノのカタログも入手しましたので、気になった製品について綴っていこうと思います。
前回、
ルビアスエアリティの記事を書きましたが、小型汎用リールで言うと今年は
“カルディア”がモデルチェンジされるようです。
しかも新しい素材“ザイオンV”のモノコック構造ということで、イグジストから始まったモノコック構造がだいぶ下まで降りてきました。
ただこの“ザイオンV”なんですが、ザイオンの進化版かと思いきや、ザイオンよりも下に位置する素材のようです。
公式サイトによるとザイオンは“一般含有量の3倍近いカーボン繊維を配合した素材”ということですが、ザイオンVはザイオンよりもカーボン含有量が少ないようですね。
また、ザイオンVは高強度樹脂と比べると、約25%軽量で、同重量の場合非剛性は156%になっているとのこと。
ということは、ちょっと強引に計算してみますと・・・
同じ体積の場合、高強度樹脂の重量を100gとすると、ザイオンVは75gになります。
また、高強度樹脂の剛性を100とすると、25%軽くなったザイオンVの剛性は0.75X156=117となるので、
同重量の場合17%剛性がUPしているということになりますかね。
ちなみにザイオンの説明ページには、剛性(曲げ弾性率)について、一般高剛性樹脂は25に対して、ザイオンとマグネシウムは63というグラフが描かれており、これが純粋な剛性の比較なのか、同重量と仮定した“比”剛性なのか不明ですが、いずれにせよザイオンVはザイオンよりもかなり高強度樹脂に近いのではないかと思います。
さらにこのページ内には“一般カーボンコンパウンド樹脂素材”や“汎用素材”という言葉も使われていて、さらに何か誤魔化したような印象を受けますが、個人的にはザイオンと言えども樹脂の範疇に入ると思っているので、新しいザイオンVは今までのリール用樹脂であるDS5よりもちょっとは良くなったというくらいのものではないのかな?と勘ぐっています(笑)
それはさておき、新しい21カルディアですが、
ボディもローターもザイオンVが使わているようです。
LT2500の重量は195gとなっていて、イグジストのLT2500より15g、ルビアスのLT2500よりも20g重いというスペックです。
ちなみに2500Sでセルテートと比較すると、カルディアが190g、セルテートが205gなので、
セルテートとルビアスの中間くらいの重さですね。
実物を見ていないので詳細は不明ですが、カタログの画像ではルビアスよりもハンドルが細くなっているようなので、こういう細かい部分で少しでも重量を削っているのかもしれません。
価格はかなりお安くなっていて、LT2500だと税別23,200円でJANコードに星も無いので、値引き率も高め。
セールを狙うと15000円ちょいといったところでしょうかね。
見た目としては黒をベースにゴールドを所々に入れてきた感じで個人的には結構好きなデザインです。
今のところ購入する予定はありませんが、実物をぜひ触ってみたいと思えるリールです^^