続いてダイワのベイトリールです。
今年も新製品はいくつかありますが、私が一番注目したのは
“18RYOGA(18リョウガ)”です。
私も所有している初代リョウガは、登場して9年というかなり息の長いモデルでしたが、ここにきてフルモデルチェンジされました。
まず、ボディカラーはシルバーからブラックメタリックになり、ハンドルのデザインも一新され、かなり印象が変わりました。
構造的な部分ではハンドル逆側のサイドプレートがコンパクトになり、より握り易くなっています。
シマノの“Sコンパクトボディ”をまんまパクったとも言える、潔い仕様(笑)ですが、真冬にグローブをつけて握る時、よりコンパクトな方がありがたいので、この変更は非常に嬉しいところです。
と言っても、私が所有している1016HLで握り難さを感じたことはないのですけど(笑)
もうひとつ嬉しい変更点は、スプール交換時のボディカバーの開け方が変更されています。
今まではカバーをねじって開けられるようになっていましたので、使っているうちに緩んでくることもあったのですが、今回は開閉スイッチが付いていて、問題も解消されています。
さらに嬉しい変更点は、レベルワインドにSiCのガイドリングが付けられるようになったことです。
かなり以前の記事に書いていますが、初代のレベルワインドは結構削れました(笑)
まぁ無償で交換してくれたので大した問題ではありませんでしたが、SiCになったことでメーカーに出す手間が減るのは助かります^^
もう1点大きな変更点としては、
“ハイパーメッシュギア”という、シマノの“マイクロモジュールギア”と同じ思想のものになっています(笑)
左側が18リョウガ、右側が初代リョウガですが、18リョウガのギアの歯がかなり細かくなっており、さらにギアの厚みも薄くなっています。
歯を細かくすることで巻き心地は良くなりますが、噛み合う面積が減るので“耐久性”という点においては、初代に劣るのは間違いないでしょう。
ただ、細かいギアだと同時に噛み合う歯が増えるので、どれくらいの性能差があるのかは分かりませんが、初代リョウガのアルミ青銅系(C6191)のハイパーデジギアは無駄に強靭過ぎた(笑)と考えると、より快適な使用感を目指すのはものづくりとして正解だと思います。
色々な釣りに使い込んだ初代リョウガは何度か修理に出しましたが、ギアについては全く問題は出ていませんので、実際のところ非常に強靭だと言えます。
18リョウガのギアもハイパーデジギアですので、“快適さと強靭さを良い所で両立させた”と考えると非常に魅力的です。
ブースには初代と18リョウガの巻き比べが出来るコーナーもありましたが、違いが体感できる程18リョウガの巻き心地は快適でした^^
まぁそれよりも、初代リョウガの巻き心地が自分のリョウガよりもかなり良かったので、そろそろオーバーホールに出さないといけない時期だということがよく分かりました(笑)
ダイワブースにはその他の新製品のベイトリールも展示されていましたが、ギア比違いのモデルだったり、旧モデルの流用であったりとそれほど惹かれるものはありませんでした(笑)
ですが、この18RYOGAだけは非常に魅力的に思えました^^
フィッシングショー大阪2018(目次)