ベイトリールのネタもまだあるのですが、個人的に今年一番注目しているスピニングリール、ダイワの
16セルテートについて書きたいと思います。
今回のセルテートはパッと見ではちょっとした進化かなぁと思っていましたが、ブースで詳しく話を聞いてみると、実際のところはかなりの部分で手が入っておりかなり期待できそうです^^
まず、大きな変更点としてハンドル軸両端にマグシールドボールベアリングが使われている点です。
先日、
2年使った13セルテートをオーバーホールに出しましたが、シャリシャリ感の原因はこのハンドル軸のベアリングの塩噛みでしたので、ここをマグシールドBBにすることで、さらにオーバーホールまでのペースを延ばせると考えると画期的な進化だと思います。
また、初代セルテートからセルテートハイパーマスタムまであった、3500/4000番がHDモデルとして復活します。
ですが、この大型番手のHDは3000番以下とはボディ構造が全く異なるので、
別の記事に分けたいと思います。
次はザイオンエアローターについて。
13セルテートもカタログ上はザイオンエアローターでしたが、構造が大きく変更されています。
画像からもわかるように、開口部が小さくなったことで、より変形し難くなっています。
これによって頑丈になっただけでなく、ラインを挟み込んでしまうというトラブルも減少しているとの話でした。
次はベールとラインローラー部。
画像左が13セルテート、右が16セルテートです。
ベールはイグジストと同じ一体型に変更。
マグシールドラインローラーは旧モデルと比べるとベアリングが小径化されています。
画像でも右側の方が、よりコンパクトになっているのが分かると思います。
小径化によって、より軽い力でも回るようになりますが、理論上ベアリングの耐久性は下がってしまいます。
ですが、マグシールドによって異物混入を防ぐことで、必要な耐久性は確保できているようです。
ちなみに私の釣行ペースでは、13セルテート以前のモデルでは約半年ごとにラインローラーのベアリングを交換していたのに対し、13セルテートは2年間交換無しでもシャリ感は出なかったので、マグシールドの効果は大きいと思っています。
また、ラインローラーをコンパクトにすることによって、その反対側も軽く作ることができるようになったとのこと。
画像左が13セルテート、右が16セルテートです。
画像からネジの頭も小さくなっていることが見て取れますが、カタログでわからないこんな部分までも軽量化が図られています。
それから、これはセルテートだけではありませんが、ATD(オートマチックドラグシステム)に合わせたメインシャフトの延長についての説明モデルがありましたので、これについても書いておきます。
上が今までのもので、下がATDに伴ってシャフトを延長させたものです。
ちょっとだけ延長させた先っぽの部分を、ドラグノブ内で固定することで、ノブのぐらつきが大幅に低減していました。
とまぁ、そんな感じの16セルテートですが、これかかなり期待できます。
13セルテートから4000円ほど値上がりしていますが、その価値は十分にあると思います。
私は13セルテートをO/Hしたところなので、すぐに買い替えとはいきませんが、かなりの魅力を感じました^^
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