TALEX ショールーム訪問 その1【TRYOUT】 の続き
北向きの薄暗い場所置かれた黒い石で造られた水槽の中に、ハッキリと見えるオオカナダモ。
この水槽の中を、先ほど何種類かに絞りこんだレンズカラーで見比べることで、カラーによる見え方の違いを、より詳しく体感していきます。
すると、何と言うことでしょう!
ラスターブラウンでは全く気付かなかったのですが、イーズグリーンにしてみると、藻の中に黒い出目金がいるではありませんか!!
そこまで見え方に違いがあるとは思っていませんでしたが、これには正直驚きました・・・
他に日向や日陰、道路や駐車中の車の中など、様々な景色を見比べるながら、それぞれのレンズカラーの特徴への理解を深めていきます。
(特徴を教えてもらって、知識として理解するのではないところがミソです)
“必要以上とも言えるくらい詳しい説明とカウンセリング”なのですが、その理由はレンズ選びは十人十色で
「自分に合うカラーは自分でないと選ぶことが出来ない」からだそうです。
一般的にエギングなどのサイトフィッシングにはコントラストを強調するアクションコパーが合うと言われていますが、実際にかけてみるとアクションコパーは暗い部分がさらに暗く見えるので、人によっては見難いと感じることもあるそうです。
私の感覚だともうちょっと自然に見えるトゥルービュースポーツの方がいい気がしましたが、それも人それぞれだということです。
人からいいよと薦められて購入したもののほとんど使わない・・・というユーザーも実際にいるそうで、このショールームではこれがオススメということは言わず、それぞれのレンズカラーの特徴を理解してもらって、自分で選ぶ手助けをしてくれるということです。
納得いくまで悩んでくださいとのことで、決められない場合はサンプルを持ち帰って自分の使いたいシーンでの体験も出来るそうです。
そんな体験を経て、私は今回“イーズグリーン”を選択しました。
そこからはレンズの材質の違いについての説明を受けます。
レンズの材質は大きく分けて3種類で、ガラスレンズ(GPL66)、プラスチック(PPL75[CR-39])、ポリウレタン(CACCHU)から選択できます。
ガラスは傷つきにくく視界がクリアですが重くて割れることがあること、プラスチックは軽いですが、傷や熱に弱く、穴あけ加工が必要なフレームでは割れてしまうため使えないこと、ウレタンはプラスチックよりも軽く柔軟で、穴あけ加工やレンズを引っ掛けるタイプのフレームにも使用可能。さらに耐衝撃性能も高いものの、やわらかいだけに全枠フレームではレンズが外れやすいので不可なのと、傷には弱いそうです。
それぞれメリットとデメリットを理解したうえで素材を選択します。
私の持ち込んだフレームは全枠だったのでCACCHUは不可。
となるとガラスかプラスチックですが、軽さが欲しいのでプラスチックを選択。
プラスチックはさらに2つに分けられ、通常タイプと高屈折率(1.60)があり、それぞれに球面・非球面が用意されています。
遠近両用の多焦点なんかもあります。
度付レンズの場合、ここから度数を決めていくことになりますが、私は眼科医の処方箋を持ち込みました。(もちろん処方箋無しでも、店内で測定し作成することも可能です)
ですが、一通りの機械を使った検査と持ち込んだ眼鏡の度数のチェックなどをしてもらい、問題ないことを確認。
持ち込んだフレームはカーブの緩やかなオークリーのオプサルミックフレーム(普通のメガネフレーム)だったので、高屈折の非球面レンズになりました。
ちなみにフレームのカーブによって、入れるレンズは変わってくるのですが、この店ではハイカーブのフレームにも対応しているそうです。
TALEX ショールーム訪問 その3【TRYOUT】 へ続く