TALEX ショールーム訪問 その1【TRYOUT】

T.A.K.U.

2012年11月03日 23:59

先日のブログでちょこっと書きましたが、トライアウトの新案件で、TALEX(タレックス)直営店(ショールーム)へ訪問することになりました。

ちなみにTRYOUT(トライアウト)とは新しいモニターシステムのことです。
TRYOUTがメーカーとモニターの間にはいってマッチングを行うことで、モニターは「メーカーの宣伝ではない正直な感想を書くことが出来る」というもの。
詳しい説明は過去の記事(これとかこれとか)をご覧ください。

私自身TALEXの偏光レンズはずいぶん前から愛用しています。
トゥルービューが発売された直後(1996年)に行きつけの眼鏡店で勧められ“本当の偏光レンズってこんなに凄いの?”と感動し、その勢いで度付レンズを購入(笑)
それから2本作り、現在は釣り用としてはトゥルービュースポーツのシルバーミラーを使用中です。

今回指定されたTALEX直営のショールームは幕末から続く眼鏡レンズ発祥の地、大阪市生野区田島にあります。
自宅からだと車で1時間程はかかりますが、町のPROSHOPではわからない本当のTALEXを体験できるかな・・・と期待に胸がふくらみます。
今回はレンズについてだけでなく、それに付随するサービス、新たにTALEXでアピールしている“サングラスのリメイク”について体験できるとのことなので、フレームは事前に用意しての来店となりました。
ちなみにリメイクとは、今まで使っていたサングラスや度の合わなくなったメガネのフレームを持ち込んで、レンズだけをTALEXに入れ替えることで、コストを抑えながらも偏光レンズを手に入れることが出来るのです。

午前10時に予約をしていましたが、9時半過ぎに到着。
担当の松村店長が快く迎えてくださり、TALEXについて一通りの事は知っているのですが、通常の客と同じ説明を受けながらの体験をしていくこととなりました。
(店内には多くのフレームも置いてあり、先に書いたリメイクだけでなくここでフレームを選んで購入することも可能です。)

まずは偏光レンズとは?から始まり、質の高い偏光レンズの意味、質が悪いとどうなるか、などなど。
かなり専門的な話まで・・・

かいつまんで書いておくと、偏光レンズとは偏光フィルターを挟み込んだレンズのことです。
偏光フィルターはいわゆる窓のブラインドのような構造のもので、ある方向の光は透過しますが、ある方向からの光は遮ります。
そのフィルターはヨード(ヨウ素:I)を使った0.03mmの極薄膜で作られており、このフィルターの質が悪いと雑光がもれて入ってきます。
それがちらつきを引き起こし偏光度を低下させ、さらには不快感の原因となるそうです。

またこれを挟み込むレンズの質も重要です。
100円均一の老眼鏡とレンズメーカーがきちんと作ったレンズと工学性能が同じなわけありませんからね。
ということは、釣具店やホームセンターなどで1000円や2000円で売られている激安のものとは、全く違うものだということです。
実際見比べてみるとその違いは明らかです。

続いてレンズラインナップの一通りの説明を受けます。
各レンズの特徴はWEBサイトにも詳しく書かれていますが、そこはさすがプロ。
事前にサイトはしっかりチェックしていきましたが、実際にレンズ越しに窓から見える景色を使っての説明や、今までの体験談。
言葉ではなかなか表現できないものを実際に体験しながら、それぞれのレンズカラーの特徴を理解させてくれます。

それから自分がどんな用途に使いたいのか?ということからある程度候補を絞っていきます。
例えば、夏のオフショアジギングだと日光を遮るところに重きをおきますが、マズメ時を重視すると明るさ、サイトフィッシングだとコントラストなどなど。

外にはゴルフのグリーンだったり、水を張った石造りの水槽、色々な種類の植物など、いくつかのシーンを想定したものが用意されています。
今回私は朝夕のマズメや雨天、曇天時など光量の少ないシーンでの使いやすさを重視したものを作りたかったのですが、訪れた時間がたまたまちょうど良く、水槽は薄暗い日陰になっていました。
そこでいくつかに絞ったレンズを持って、水槽を覗いてみます。
裸眼では水面が光って中はほとんど見えないのですが、偏光レンズを通してみると水の中にあるオオカナダモがバッチリ見えます!
初めて体感する人は、ここでスッゲーー!!と感動することは間違いありません。
しかしここからが“本当のレンズ選び”だったとは、この時全く気付いていませんでした・・・


TALEX ショールーム訪問 その2【TRYOUT】 へ続く


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